「乳酸菌+オリゴ糖」の相乗効果

現在人を取り巻く微生物の健康効果が見直されてきていますがその代表選手はやはり乳酸菌です。
生きて腸まで届き、腸内で様々な代謝を行うことで宿主である人に有益な健康効果をもたらす微生物又はそれを含む食品をプロバイオティクスと言います。
プロバイオティクスのために日々様々な研究機関では胃酸や胆汁酸に負けない強い乳酸菌の開発が進められています。
一方でこれらの菌体と一緒によく配合されているのがオリゴ糖です。
なぜ様々なサプリメントや飲料にオリゴ糖が配合されているのでしょうか。
実はオリゴ糖はプレバイオティクスの代表格なのです。
プレバイオティクスとは腸内で善玉菌のエサとなって腸内環境の改善をサポートする物質のことです。
そう、オリゴ糖は菌ではないけれど善玉菌のエサになることで乳酸菌に相乗効果を与えることができるのです。

オリゴ糖とはブドウ糖や果糖などの単糖が2個から10個程度結合して連なった多糖類の総称です。
低カロリーで分解されにくいといった特徴をもつ甘味料なのです。
市販のシロップなどもありますが、オリゴ糖は納豆やネギ、アスパラ、バナナといった野菜や果物にも豊富に含まれています。
ヨーグルトを食べる際にバナナと一緒に食べると効果があるとよく言われているのは、バナナにオリゴ糖が含有されているからなのです。
口から摂取した乳酸菌は腸内には定着せずに一定期間が過ぎれば便と一緒に排出されてしまいます。
また、胃で死にやすいという弱点もあります。
しかしオリゴ糖は胃酸で1.5%、小腸の酵素で5%程度しか分解されず、ほぼそのまま腸内に届きます。
悪玉菌には一切関与せず、善玉菌のみを活性化させて増やすし、腸内を酸性の環境に整えるので一緒に摂取した乳酸菌がより活き活きと働きやすくなるのです。

実はオリゴ糖も複数種類存在し、菌体との相性もあります。
ですので、摂取する場合は複数のオリゴ糖が含有されたものを選ぶと効果的です。
また、市販のオリゴ糖シロップの中にはオリゴ糖の含有率が30%と低く残りはショ糖で補われている商品も多数あります。
ショ糖は悪玉菌のエサにもなり、血糖値もあげてしまうので表示に注意してオリゴ糖が出来るだけ100%に近いものを選びましょう。
乳酸菌だけでは効果が見られなかった方でもオリゴ糖と一緒に摂取すれば効果を感じやすくなります。
ぜひ菌とオリゴ糖は一緒に摂取するようにしてみてください。

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